ヤンゴンのマヤンゴン郡区に7月18日、ミャンマーの少数民族、チン民族の料理を提供する「Butiria」(U Yay Khel Street, Mayangone Township, Yangon)がオープンした。
友人3人で立ち上げた同店の店舗面積は72平方メートルで、40人を収容できる。自身もチン民族であるオーナーの一人は「ヤンゴンにチン料理レストランがあまり無かった。チン民族の文化や食べ物を皆に知ってほしいという思いでオープンした」と話す。
同店では天ぷら、小魚、牛ホルモンのサラダ、大豆炒めのサラダなどを提供している。価格は2,000Ks~4,000Ks。中でも人気なのが「サーブージー(Sar Buu Thee)」(3,500Ks)と「サコータミン(Sa Kaw Hta Min)」(1万5,000Ks~2万Ks)。サーブージーとは「肉(Sar)とコーン(Buu Thee)から作られたスープ」という意味で、ビーフフライや天ぷらと一緒に食べる。サコータミンとは、鶏肉、野菜、卵焼き、小魚やライスなど4~5人食べられる量を竹かごで提供する料理。チン料理のほか、チャーハン、麺類、ミャンマー料理なども用意する。
ドリンクメニューはチン地域の豆を使ったコーヒー、ローゼルレモネード、グーズベリーティー、お茶、スムージー、ソーダやフルーツジュースなど。その他、アイス、トーストやドーナツ、パンケーキなどのデザートもある。
オーナーは「今後さらにチン料理のメニューを増やす予定。普通のミャンマー料理とは違う、ミャンマー西部地方の料理を楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。