建物の壁面を使ったWall Painting Art(ウオールペインティングアート)の空間が、ヤンゴンの33番街と34番街の間の裏通りに出現して2カ月がたった。
歩道を整備する都市開発組織と協力して始めた同プロジェクト。2年かけてペイントされた裏通りにはウオールアートが施された9つの裏庭があり、地元政府とコミュニティーの許可を得て一般公開されている。
アートを制作したのは、2018年にドイツ人アーティストのDelphine de Lorme とAlex si Thuが始めたプロジェクト「YGN Walls」のチーム。同チームには、芸術大学の学生やボランティアの芸術家など、地元や海外を含め300人以上のボランティアがいる。
昨年11月17日に公開されたWaziyar Film streetのウオールアートも同チームが制作した。41番街と42番街の間にある公園「Waziyar Movie Garden」は同チームと、「trash alley to alley garden(ゴミの通りをガーデンの通りに)」をモットーにした都市空間作りを目指す「Doh Eain」が制作。同園はヤンゴンの映画愛好家たちの間で人気のスポットになっている。
YGN Wallsの創設者Alex Si Thuさんは「街並みを美しく飾るウオールアートに興味がある人は、ぜひボランティアとして参加してほしい」と呼び掛ける。
33、34番街裏通りの開放時間は9時~18時。