ヤンゴンのカマユ郡区に8月28日、ミャンマー国産豆を使った日本風のカフェ「Spruce Cafe」(Hledan Road, Kamayut Township, Yangon)がオープンした。
店舗面積は18平方メートルで10人を収容できる。店主のクリズナイ(Chriz Naing)さんは「観光で日本を旅行したとき、日本のカフェ文化が好きになった。ミャンマーでも日本スタイルのカフェを経営したいと思ったのがきっかけ」と話す。
ミャンマー・シャン地方のコーヒー豆を使ったハンドドリップのコーヒーには、「禅」「ダーク」や、ミルクを加えた「ライト」、アイスドリップコーヒー「円増(ENSO)」などを用意。抹茶ラブ、ピーナツバターバナナ(スムージー)(以上4,000Ks)やお茶(2,000Ks)もそろえる。
デザートメニューはユーハイムのバームクーヘン、カステラ、レーモンハニーカステラ、東京カンバネラクッキーなどで、全て日本から輸入している。アーモンドミルク、ベリー、チアシードとカカオをミックスした「渋谷ボウル」(小=8,000Ks、大=1万Ks)も用意する。
店舗入り口にのれんを掛けるほか、店内には墨で描かれた円を飾っている。「禅の教えでは、一つの円を1回のストロークで書くことになっているが、その円はあなた自身を写しているといわれる。一人一人が違った円を描く。同じコンセプトの下、お客さまの好みは一人一人違う。だから私たちはハンドドリップで丁寧にユニークなコーヒーを入れている」とクリズナイさん。「今後は日本の豆を使いたい。日本から届いたデザートで日本のカフェ文化を楽しんでもらえば」とも。
営業時間は9時~21時。現在、新型コロナウイルスの影響でテークアウトのみの営業となっている。