ミャンマーの独立記念日である1月4日、ミャンマー中央銀行(Central Bank of Myanmar)がアウン・サン将軍(Bogyoke Aung San)の肖像画を表面にあしらった1,000Ks(チャット)新紙幣の使用を始めた。
ライオンの像を使った旧紙幣からのデザインを刷新。アウン・サン将軍はイギリス統治時代における「独立の英雄」であり、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問兼外相の父でもある。同紙幣(70ミリ×150ミリ)は青を基調とし、裏面には国会議事堂の画像を印刷している。
アウン・サン将軍のバンダナ(右耳上)や肖像画下には将軍の名前を小さく英語表記している。紙幣番号は英語とミャンマー語の両方で表示。偽造防止のため、SPW(Security Printing Works)とCBM(ミャンマー中央銀行)の文字を所々に極めて細かく印刷。併せて紙幣には黄色、緑色の偽造防止糸を使い、視覚障がい者のために紙幣の両面にエンボス加工も施す。
同行では旧紙幣と新紙幣の交換も行う。旧紙幣もこれまで通り使える。